一応、東大は日本のいちばんの大学ということになってますが、授業がどんな感じなのかは、あんまり知られていません。
かくいうぼくも、入学してはじめて東大の授業を受けました。
そして、やっぱりすごい講義はすごい(小並感)。
学ぶことがたくさんある。
しかも難しいわけじゃなくて、「こんな考え方もあったのか!」と思わせられる講義も多数。
そこで今回は、東大の授業をのぞけるサイトをまとめてみました!
シラバスを見る! 「授業カタログ」
「授業カタログ」とは?
「授業カタログ」とは、シラバス(授業のメニュー表みたいなもの)を検索するシステム。
サイトによれば、
授業カタログは、東京大学の学部・大学院課程で開講されている科目の全体を見渡し、あるいはそれらを検索し科目相互の関わりを見出すことを目的としたシステムです。
サイトより
とのこと。
学外からも閲覧可能です。
「授業カタログ」の特徴
「授業カタログ」は、圧倒的な検索力と一覧性を誇ります。
使い方は別の記事で説明しますが、上の画像のようにばーっと関連授業が出てくるし、各授業の詳細をみることもできます。
気になる授業のブックマークもできるので、すごく機能的。
じぶんの興味分野の名前や、気になる教授名で検索すると面白い。
東大生の授業ノートをのぞき見る! 「シケプリ検索」
そもそも「シケプリ」とは?
「シケプリ」とは「試験(対策)プリント」のこと。
東大教授の出してくる試験を突破するべく、東大生の有志が作っています(敬礼)。
もちろんその質はバラツキがあります。
しかし、ものによってはそこらへんの本よりもしっかりしています。
授業を受けなくてもいいくらいに知識がつくものも。
「シケプリ検索」の活用法
もちろんテスト勉強のためにシケプリを使うのが正統派でしょう。
けれど、教養を深めるために読むだけ、という使いかたもできます。
学生が作ったものなので不備があったりもしますが、それを発見して訂正できるようになるのもひとつの勉強ですね。
おすすめシケプリ
個人的にみんなすばるがおすすめするシケプリは、次のものです:
授業を実際に受けてみる!① 「東大TV」
「東大TV」とは?
「東大TV」とは、東京大学でおこなわれた公開講座・講演会を公開するサイト。駒場祭での公開講座から特別講演に至る、かなりたくさんの講座が掲載されています。暇つぶしに見れば、教養が深まること間違いなし。
個人的に「面白いな」と思ったのは次のものです。
具体的な使いかたも公式サイトで丁寧に説明されていて、さすがという感じです。
なお、使いかたはこちら。
授業を実際にうけてみる!② 「UTokyo OpenCourseWare」
- UTokyo OpenCourseWare(キーワードで検索可能)
- UTokyo OpenCourseWare(新着講義)
「UTokyo OpenCourseWare」とは?
この「UTokyo OpenCourseWare(UTokyo OCW)」では、東大の一部講義が(講義資料付きで)見られるようになっています。
分野も幅広くて、理系のものから文系のものまで幅広くそろっているのが魅力。
おすすめ講義
個人的には、マイケル・サンデルにケンカを売る(?)形の連続講義「正義を問い直す」が好きです。
第11回にはマイケル・サンデル本人が講義をおこなって、学生とも議論をしたりするし、学生同士が議論したりするのが面白い。
あと、「学校という制度」という講義もめちゃくちゃ面白いです。
講師はあの苅谷剛彦教授(東大教授からオックスフォード大学教授)で、「教育社会学」という(これまた)めちゃくちゃ面白い分野の権威です。
この講義を、中学・高校のころに聞いておきたかった!
このUTokyo OCW、学校の教員にとっても大変魅力的です。
なんと、UTokyo OCWウェブサイトで公開されている資料等を、高校の授業で配布したり、授業内でスライド上映したりしてもよい、と公式で言っています。(ここ)
倫理や公民の授業で、さきの「正義を問い直す」の講義を紹介したり、資料を配布したりするのも面白いかもしれませんね。
授業を実際にうけてみる!③ 「UTokyo OCWx」
- UTokyo OCWx(キーワードで検索可能)
- UTokyo OCWx(新着講義)
UTokyo OCWxって?
サイトによれば、
本サイトは、東京大学で2005年度から取り組んできたオープンコースウェア事業(UTokyo OCW)で制作された講義コンテンツなどをもとに、新しい形式でオンライン教育コンテンツを提供します。
本サイトで公開するコンテンツは、これまでUTokyo OCWに掲載してきた東京大学の正規講義、および東京大学がおすすめする他大学のOCWコンテンツをより学びやすく再編集したものです。
要するに、先ほどの「UTokyo OCW」を再編集したものになります。
UTokyo OpenCourseWareとの違いは、
- 1つの講義が、内容ごとにわけられている
- 講義資料がない
- 一部の講義がまだない
といった点になります。
こちらのほうが内容ごとに映像をわけてくれているので、何の話をしているのかがわかりやすいし、つまみ食いもしやすいです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
面白い講義をこんなにたくさん公開していることに、東大生ながら驚きました。
中学生・高校生のときからこういう講座を見ていたら、けっこう早い段階で好きな学問分野が見つかっていたかもしれないな〜と思うと、今の中高生が羨ましい。
というわけで、ぜひこれらの公開講座をご活用ください!
- 「授業カタログ」(TOP)
- シケプリ検索
- 東大TV
- UTokyo OpenCourseWare(キーワードで検索可能)
- UTokyo OCWx(キーワードで検索可能)
以上、みんなすばるでした。
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古いですが、面白かったです。