先日、こんな本を読んだ。
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「東大生」と名乗ること自体にぼくは抵抗がないのだけれど、
「東大生だから〇〇するべき」という「東大生べき論」は嫌いです。
とか言いつつ、「東大生なら『現役東大生が1日を50円で売ってみたら』を読むべきだ。」
という記事を書いている。
なので、『東大生となった君へ “””””真のエリートへの道“””””』という題名には
ちょっと「は? うざっ?」と思ってしまいました。
本書で紹介されている「ノブレス・オブリージュ」という概念にも反感を覚えました。
しかし、それ以上に「確かに」と思わせられる部分もあったので、備忘録+知ってもらいたいという意味で紹介していきます。
「ノブレス・オブリージュ」
身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意。
「現実変革力」に必要なこと
現実変革力が大事なわけ
The philosophers have only interpreted the world, in various ways.
The point, however, is to change it.哲学者はただ、さまざまなやり方で世界を解釈してきたにすぎない。
大事なことは、しかし、世界を変えることだ。――カール・マルクス
現実変革力は文字通り、「現実を変えていく力」のことです。
確かに現実変革力というのは生きる上で大事になってきます。
ぼくの人生経験から考えてみても、そう思います。
たとえば、「生徒の意見が学校側に伝える手段が全然ない!」と思っただけでは何も変わりません。でも、そこでたとえば生徒会役員になって「意見箱」の制度を作ったりすれば、「現実」(世界)を「変える」ことができるわけです。
こんなふうに、現実変革力というのは「環境をじぶんに合わせて変える力」「世界にじぶんを反映する力」なんじゃないかと思います。これって大事ですよね。
現実変革力に必要な、7つの「力」
この本の著者に言わせると、「現実変革力」には次の7つの「力」が必要とのことです。
- 思想:この世の中がどのような摂理・法則で変化しているかを知る
- ビジョン:思想に基づいて、世の中の様々な変化を予見する
- 志:変化の中で、どのような良き変化を実現するか
- 戦略:その良き変化を、いかにすれば、最小の努力で実現できるか
- 戦術:いかなる具体的な行動を取れば、その戦略を遂行できるのか
- 技術:その戦術を、最も効果的に実行するためのスキル
- 人間力:関与する人びとが、共感を持って、知恵と力を貸してくれる人間力
人の言うことを鵜呑みにするのは良くないのですが、
これらの「力」については結構納得させられました。
まあ、先程の例で出てきた「意見箱」くらいなら③〜⑦くらいで十分かもしれませんが(笑)
良い習慣としての日記・反省
「ああ言えば良かったな」の積み重ね
「ああ言えば良かったのかな」っていう経験、たぶん多くの人があると思います。
ぼくも人とのコミュニケーションについて反省しがちなんですが、この習慣(というか癖)のおかげで、多少はコミュニケーション能力がついたと思います。これでも。
日記という、反省の言語化
日記の良いところって、ぼんやりとしていたことを言語化できるところです。
この本の著者も日記を書き続けて、そのおかげで対人コミュニケーションの能力が相当上がったそうです。
割とくよくよしがちだけど、内省の意味も込めて日記を書くのって大事なのかもしれませんね。まあ、別の言い方をすると、日記を書く余裕すらない生活・心理状態では、内省なんてできないんですが……。
おわりに
東大生だから○○しなきゃ、っていう話が嫌いなぼくでしたが、それでもこの本から得るものはあったんじゃないかと思います。
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もしよければみなさんも手にとって見てください。
>>Kindleを1年使ってわかった、本当に買うべき人・要らない人。

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