大学受験

合格体験記ではなく、不合格体験記を読むべき理由

生存者バイアス」ってことば、好きです。みんなすばるです。

とあるブログの記事で、こんな文章を読みました。

就職説明会だと「やりがい」とか「裁量権」にばっかり注目が集まってますよね。

そもそも、働きたくない人向けの説明会ってないんですよ。

「なぜ働くのか?」なんて題された説明会でも、「裁量権!」とか、「やりがい!」とか、そういうことばっかり強調されていて「就職をしないとどんなデメリットがあるのか?」っていう視点がないんですよね。

働きたくなさすぎてカフェで隣にいた社会人4人に「社会に出る意味ってなんですか?」って聞いた話。

つまり、あらゆる情報発信の場は、「ポジショントーク」(じぶんの立場に合っている/有利になるような発信)で占められているという話です。

そしてポジショントークは何かしらの情報が漏れているのです。

その最たる例が「合格体験記」でしょう。

 

不合格体験記がほしい

ぼくの通っていた高校は、「合格体験記集」を配ってくれていました。
高校1年から高校3年まで、毎年。

そのため、ぼくは”母校の栄光”を3年分読めたわけなんですが、そんな栄光よりも「不合格体験記」がほしかったのです。だって、「合格体験記」はインターネットや予備校の冊子で死ぬほど読めますから。

それなのに、「不合格体験記」は全然ありません

合格する人よりも、不合格の人のほうが多いはずなのに、です。

 

正しい間違い探しゲームをしたい

「合格/不合格」は、「勉強法A」×「適正」×「空いている時間」×……という様々な要素の掛け算の結果です。

したがって、要素の掛け合わせを網羅したデータ」がないと何の要素が悪かったのか検証できません。

つまり、合格体験記しかない状態は「サイゼリヤの間違い探しを、絵1つでやっているみたいなもの」なのです。

でも、そんなの無理です

比較対象が必要だから。

だったら、もう片方の絵=「不合格体験記」も用意するべきなのです。

 

不合格体験記の効用

もちろん、不合格で落ち込んでいる人に

「不合格体験記を書いて!! よろしく!!」

と依頼するのはすこし無神経かもしれない。

高校や予備校は、不合格者を隠したいと考えてしまうかもしれません。

だけども。

気まずいなら、「不合格になったときは、後輩のために不合格体験記を書いても構わない?」という質問を進路アンケートに加えればいいはず。落ちた人自身も自己分析できるし、次の世代の人にも有益な情報を提供できます。

ほんとうに生徒のことを思うのなら、「完全な間違い探しゲーム」を提示するべきなのです。

 

ちなみにぼくは、20分かけても8つの間違いまでしか見つけられず、ギブアップしました。

これ絶対子ども向けじゃない。

以上、みんなすばるでした。

 

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