『デザインの教室』でデザインのお勉強中。みんなすばるです。
さて、みなさんは「マウンティング」をご存知でしょうか。
マウンティングとは、
多くの哺乳類の雄が交尾のときにとる、ほかのものに馬乗りになる行動。サルでは個体間の優位性を誇示するためにも行う。背乗り。
転じて、じぶんが相手よりも優位であることを誇示する言動全般のこと。
たとえば、
みたいなやり取りですね。
露骨なタイプもあれば、さりげなーいタイプもあります。
いずれにしろ、「俺のほうがお前よりすげーから」というメッセージはすべてのマウンティングにおいて共通しています。
そこで今回は、
- マウンティングの原因は、「世界観」にある
- 「戦いの世界観」の原因は、「自己肯定感1.0」にある
- マウンティング癖の行く末は、「コンビニ店員にキレる系の客」
- マウンティング癖から抜け出す方法は、「自己肯定感2.0」
をまとめてみました。

マウンティングの原因は、「世界観」にある
つい最近、(マウンティング癖のある)友人と話しているうちに、ひとつの共通見解にたどり着きました。
それは、
マウンティングしちゃう系の人たちは、「戦いの世界観」で生きている
ということ。
「マウンティング癖」のある人は日常生活のすみずみに「戦うポイント」を見出すわけなのです。
たとえば、
と冗談っぽく言われただけなのに、
とキレたりムカついたりする人がいます。
この場合は、知性に戦うポイントを見出しているわけです。
(かくいうぼくも、こういうタイプでした)
この「戦うポイントで勝たないと、自己の存在価値が保てない」という強迫観念は、そのまま「この世の中は戦いだ」的な世界観につながっています。

「戦いの世界観」の原因は、「自己肯定感1.0」にある
辞書的には、
などと言われるわけですが、この自己肯定感1.0こそ「戦いの世界観」を生む原因になっているのです。
なぜなら、
- 「じぶんは大切な存在=優秀な存在だと証明しなくちゃいけない」
- 「じぶんはかけがえのない存在=取り替えの利かない優位な立場にある存在じゃないといけない」
という強迫観念を育ててしまうから。

マウンティング癖の行く末は、「コンビニ店員にキレる系の客」
この「戦いの世界観」から生まれるマウンティング癖が無害ならいいのですが、マウンティング癖の行く末は実にわかりやすいです。
彼らは結局、「こいつに勝てる」と思う相手にしかマウンティングしないわけです。
そうすると、マウンティングのはけ口はおのずと絞られてきます。
だから、
- コンビニ店員にキレる系の客
- クレームを入れて、責任者を屈服させにかかる系の客
- 重箱の隅をつつくクソリプを送ってくる系の奴
といった人たちになってしまうわけです。
無論、「マウンティング癖も個人のライフスタイルだよね〜」と認めてもよいのですが、マウンティング癖はないほうが当人も含めて幸せだと思うのです。
(コンビニ店員にキレることに、積極的な美徳を感じる人はいないでしょう)

マウンティング癖から抜け出す方法は、「自己肯定感2.0」
マウンティング癖は抜け出したほうがよいと、ぼくは思っています。
ではどうするべきなのか。
今までの議論を振り返ってみましょう。
マウンティング癖の原因→「戦いの世界観」
「戦いの世界観」の原因→「自己肯定感1.0」
したがってぼくたちは、根本的な原因である「自己肯定感1.0」をアップデートする必要があるかもしれません。
つまり、自己肯定感2.0です。
それで、自己肯定感2.0の定義を考えてみると、
自己肯定感2.0とは、
「自分は大切な存在ではないかもしれない」
「自分はとりかえの利く存在かもしれない」
とは思うが、
「それでも自分は存在していて良いのだ」
という感覚。
これが真の自己肯定感なのではないでしょうか?
別にぼくたちは、優秀な存在、とりかえの利く存在であるかもしれません。
しかし、それでも、すべての人間は生きている価値があるし、存在していても良い。
この根本的な安心感こそ、ほんとうなのではないでしょうか。
そしてこの根本的な安心感が得られれば、「マウンティング」という「自己肯定感1.0への戦い」は必要なくなるはずなのです。
したがって、
根本的に、能力や属性に関わらずすべての人間は生きている価値があるし、存在していても良い、と思うこと。
これが、マウンティング癖から抜け出す第一歩なのではないでしょうか。
おわりに
こうやって偉そうに言うぼくも、昔はマウンティングマンでした。
でも上のようなことに気づいてみると、マウンティングしても仕方ないのかもな〜と思って今に至ります。
もしマウンティングしたくないのにしてしまう方がいたら、参考になれば嬉しいです。

以上、みんなすばるでした。
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