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考え・気づき

ゲイ東大生のかんがえた、さいこうのにほん

「ゲイ東大生の考える、理想的な日本の姿って何?」

そんなことを知りたい、物好きな人のための記事です。

最近よく思うこと。

それは、「日本はどうせこんな国だから……」という意見は数あれど、「これからの日本にはこうなってほしい!」という意見はあんまりない、ということ。

そこでこの記事では、「日本がこうだったらなぁ」という勝手な理想を紹介します。

ま、当たり前ですけど、キレイ事ばかりです。でもここでキレイ事を言わないで何になる?(笑)

思いついたらどんどん追加していきます。

 

大ざっぱなビジョン

「同調圧力」や「見えない規範」は、人の生を息苦しくするものだと思っています。

だからぼくは、「同調圧力や規範に縛られ(すぎ)ずに、すべての人がじぶんらしく生きられる世界」がいいなーって。

たとえば、「途中までは学問研究をこころざしてたけど、やっぱりデザイン系の仕事をしたい!」という人がいても、大学から専門学校に移れるし、移っても生活に困らない社会。

たとえば、「ぼくは飲み会が苦手だ」という人にも配慮した、飲み会が強制されない社会。

たとえば、「私は三人とお付き合いしている」というポリアモリストも住みやすい社会。

ほんとうにミクロなことからマクロなことにわたって、すべての人が生きやすい・じぶんらしく過ごせたらいいなーって思ってます。

 

社会制度系のこと

国が結婚を「卒業」して、子どものいる家庭にだけ経済的な援助をする

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ゲイだけど、同性婚にちょっぴり反対するわけ。 車のない夜中でも横断歩道の赤信号を守る系の人間です。みんなすばるです。 今回は、ぼくが同性婚にちょっぴり反対している、という話...

ぶっちゃけ、「特定の関係を優遇する」っていうのには反対です。

独身でもいいし、異性カップルでもいいし、同性カップルでもいいし、ポリアモリーでもいいし、もう人の関係はどんな形をとったって構わないわけです。

これは「家族の崩壊」でもなんでもなくて、むしろ家族のいろいろな形を認めることでより柔軟で強靭な家族のカタチができてくるんじゃないかな、とさえ思います。

ただ、子どもをもつこと自体もやっぱりひとつの自由なわけです。もし子どもをもちたい人がいたとして、経済的な理由でもてないのだとしたらそれは自由ではありません。だから、その自由を保障するためには、子どもをもつという経済的コストを補助するくらいはしないといけないんじゃないかな、と。

 

ベーシックインカム導入

「本当にやりたいこと」を見つけるためのたった一つの質問というブログ記事があります。

その記事では、

ベーシックインカムが保証されるとしたら、何をやりたいか?

という質問への答えが、じぶんの本当にやりたいことだといわれています。

 

ベーシックインカムによって、ひとまずは生きていける。

そんな社会だったら、ぼくは喜んでリスクを取りたいですね。

アプリを作るための勉強をしてみたり、デザインの勉強をして修行を積んでみたり。小説を書いて、作品賞受賞を目指したり。

今みたいにすべてが「自己責任」としてリスクを押し付けられてしまう社会だと、人はのびのびとじぶんらしく生きていけないんじゃないかな、と思うわけです。

 

生活保護への偏見がない

誰もが(適正な条件で)生活保護を受けられるのが、公正だと思っています。

病気や怪我や障がいや家庭の事情などで働けないのは、じぶんのせいじゃないはずです。そういう「社会の理不尽」に対するセーフティーネットとして、生活保護はあるはずです。

それなのに、その人達を責める雰囲気があるとしたら、ぼくはよくないと思っています。そういう圧力のせいで苦しい生活を送らなきゃいけない人が生まれてしまうのも、ぼくは嫌です。

だから、「生活保護を受けるのは悪いことじゃないんだ」という風潮になればいいなと思います。

※もちろん、不正受給はダメなことです。
しかし、不正受給自体は生活保護全体で見るとそれほど大きな割合を占めていないようです

まあ、ベーシックインカムが導入されたのであれば、生活保護という制度も消えるのかも知れませんが……。

 

仕事や就活系のこと

就職の志望順位について嘘をつかなくていい

あらゆる就職ガイダンスで言われること。

「『第一志望ですか?』と聞かれたら『はい』と言うべき」

でも、これは悪習だと思う。
というのも、企業・求職者のどちらにもデメリットが大きいから。

企業は、その企業にほんとうに奉仕してくれる人を探している(この考え方自体、仕事を現実的に位置づけられていないような気がするけど)。他方、求職者は、できるだけ待遇がよくてやりがいのある仕事を探している。それがどの企業で実現できるのかは、不透明であることが多い。

それなのに、第一志望であることを強制する。

これのどこが、合理的な就活なんだろう。

そういうわけで、企業側は「この人は志望順位が低いかもしれない」ということを前提に採用活動をするべきだと思う。それで就活シーンはもっと健全化するように思う。

 

「やりたいこと」を仕事にしても、食っていける

「仕事=嫌なこと・できればやりたくないこと」という世の中は好きじゃないです。

だって、毎朝電車に乗っているスーツのサラリーマンで、にこやかな人っていますか??
ぜんぜんいませんよね。「仕事行きたくねえ〜」ってオーラがビンビンですよ、ほんと。

ぼくは、そんな大人を見たくないし、じぶんもそうなりたくありません。

「この仕事はじぶんに合ってるな〜」「この仕事はやりたいことだな〜」
そう思いながら仕事ができる、「仕事=やりたいこと」という状態が理想でしょう。

 

やりがい搾取ゼロ

「やりがい搾取」とは、

「労働者が、金銭による報酬の代わりに“やりがい”という報酬を強く意識させられることで、賃金抑制が常態化したり、無償の長時間労働が奨励されたりする働きすぎの組織風土に取り込まれ、自覚のないまま労働を搾取されている状態」

「やりがい搾取」とは? – 『日本の人事部』より

オリンピックのボランティア募集も同じです。賃金の代わりに、やりがいを与える。

この「やりがい搾取」の悪いところは、あたかも「じぶんの意思で働いている」「じぶんのやりたいことを仕事にできている」と思わせるところです。

でも、いくらやりがいがあろうと、労働に相応の賃金をもらえないのはフェアじゃありませんよね。

 

過労死ゼロ

言わずもがな。人のために仕事があるのであって、仕事のために人があってほしくありませんね。

 

「すべてを生産性のために」という思考をやめる

以前、「休暇の間も仕事のために時間を使う」(たとえば資格の勉強とか)ということを促している企業が紹介されていました。

でも、ぼくはそれに違和感しかありませんでした。

だって、休暇は休暇でしょう!? なんで休暇中も会社のことを考えなきゃいけないの!?

そういうわけで、なんでもかんでも会社のために尽くすという考えを捨てていきたいですね。いや、別にそういう考えをしたい人はすればいいんですけど……。

 

有給休暇の取得率100%

日本って、世界で一番休みベタらしいです。

なんでも、政府は目標として有給休暇取得率70%を掲げてるらしいんですけど、現状は50%。少なすぎワロタ。

エクスペディアによると、ブラジル・フランス・スペイン・オーストラリア・香港では100%!!

やっぱり、「人は有給休暇を取得するものだ」という認識に基づいた経営設計をしていないんでしょうね。

こういう「人を人として見ない」傾向が日本には多いのかな〜という気さえしてきます。人のための制度じゃなくて、制度のために人が合わせる、っていうか。

 

アニメ・マンガ業界が花形産業へ

端的に言えば、アニメ・マンガ業界のお仕事の賃金がもっとアップして、社会的地位も高くなってほしい。そのポテンシャルを絶対持ってるはずだし、その需要もあると思うから。

 

公務員系のこと

公務員のサービスがよい

ぼくの住んでいるところの公務員さんはとても親切で、むしろこちらが申し訳なくなるくらいです。利用者も公務員も人間ですし、対等な関係でやり取りしたいものですよね。

ところが、未だに「殿様商売」的な姿勢で仕事をしている公務員がいるみたいです。


漫画家の山本さほさんが世田谷区と仕事をしていたときにひどい目にあったらしいのです。
とうとう世田谷区長が謝罪する事態にまで発展したみたいですが……。


そんなわけで、未来の日本では公務員のサービスがもっと良くなっていればいいなと思いますね。

 

公務員が水を飲める


嘘かまことかわかりません(嘘だったらいいなあ……)。

公務員は人間ですから、当然水分補給は必要だし、コンビニに寄ったりもするでしょう。よりよい日本では、人が人らしく働ける環境が必要だと思います。

同時に、「全てのクレームを受け止める」精神からも脱却するべきだと思います。

 

議員や公務員がのど飴を舐めていてもいい

熊本市議会の緒方夕佳議員がのど飴を舐めていたことで、議会が8時間も止まった件がありましたよね。

でも、ぶっちゃけのど飴くらいどうでもいい。

別に外国がどう、っていうわけじゃないですけど、イギリスみたいにもうちょっと温かい議会でもいいんじゃないかなと思いますね。

 

教育や研究系のこと

いろんな尺度で人が評価される

現状、どこか「大卒>専門学校卒>高卒>中卒」みたいな考え方をしちゃう人が多い気がします。もちろんぼくもそこから抜け出せていないところがあります。

でも冷静に考えて、デザインスキルと数学のスキルってどっちもすごいし、別に学歴があるからってその一本で人の評価全てが決まってしまうのもおかしいわけです。

「アニメ業界に関わりたいから専門学校に行く」という選択をするとオマケとして「大卒よりも”低く”見られる」ことがついてくる社会では、「じぶんらしく生きる」ことはあまりできないように思います。

基礎研究への予算がもっと割かれる

日本人の誰かがノーベル賞を取るたびに、 口をそろえて言うのが「研究費が少ない」。

2018年にノーベル賞を取った本庶佑さんもやはり同じです。

ぜひ、研究活動にお金がいくようにしてほしいものですよね。

 

教育の複線化

 

小学校の頃から、ジェンダーやセクシュアリティを正確に学ぶ

 

セクシュアリティ系

“非モノアモリー的関係”の浸透

今の日本って、まだまだ狭い性愛関係の価値観で生きていると思います。

たとえば、「ふつうの関係」と考えられるのは、「1対1の関係」(モノアモリー)だけでしょう。

でも、知っている人は知っています。「非モノアモリー」あるいは「ポリアモリー」という関係性を。

「ポリアモリー」とは、

すべての当事者に同意をとった上で、三人以上の人と性的関係/情緒的関係を結ぶような関係。浮気や不倫などの「同意なしの関係」とは異なる。

ほんとうはポリアモリーを結べる人はけっこういるんじゃないかな、とぼくは思ってます。社会がモノアモリーを前提としすぎているせいで気づけていないだけで。

そんな「同調圧力」を剥ぎ取って、性的指向や性自認のほかにも「関係の様式」という面でもじぶんらしく生きていける人がもっと増えたら素敵な社会ができるだろうな、と思うのです。

 

価値観系

どんな体型・顔でも、コンプレックスを感じないで済む

自分にコンプレックスを感じないのは、基本的にポジティブなことです。
だから、「お前は変わらなければならない」と迫ってくる「見えない力」が嫌いです。

たとえば、

  • 黒人差別がひどいから、黒人が人種変更手術・人種整形(Ethnic plastic surgery)をしなくちゃいけない
  • LGBT・セクマイ差別に耐えかねて、「(本当にちゃんと効く)性的指向/性自認の変更治療」を受ける
  • 太っていることはダメなことだと思わされて、「痩せなきゃ」と過酷なダイエットや運動をする
  • ハゲていることは気持ち悪いと考えて、「髪をフサフサにしなくちゃ」と植毛とかする

みたいな状況って、「治される」べきなのは個人ではなくて状況ではないでしょうか?
(もちろん、個人個人の選択はべつに自由ですが)

 

社会インフラ系

バリアフリー化の徹底

満員電車がなくなる

 

 

 

ABOUT ME
みんな すばる
東京大学で社会学を学んでいます。 「中学生のぼくに、読ませたかったブログ」というコンセプトのもと、「社会学×ゲイ×東大生」目線でいろいろ書きます。 詳しくは → プロフィール

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