- 教務課に行って、休学したい旨を伝える(指示を受ける)
- 指導教官(ゼミ・研究室の教授)・専修課程の主任の2人に相談して、了解を得る
- 了解を得られたら、教務課で「休学願」を受け取る
- 「休学願」に記入。また、「理由書」を作成。
- 「休学願」に指導教官と主任から押捺してもらう。
この時に「理由書」も必要になる可能性あり。 - 「休学願」と「理由書」を教務課に提出
- 休学の手続き完了
2019年は休学することにした筆者が、実際に休学手続きをした経験を踏まえて、「東大で休学する方法・注意点・必要なもの」をご紹介します。
>>「休学するのはなぜ?」「休学中に何をするの?」という方はこちら
東大の休学手続きの注意点とは?
休学に関する注意事項
- 休学期間が4月~の場合は2月末まで、
休学期間が9月~の場合は7月末までに手続きを完了させる
(でも、教務係に連絡すればすこし遅れても大丈夫らしい) - 休学理由によって提出書類が異なる
- 休学期間は「在学期間」にならない = 卒業年度は確実に延びる
- 文学部は「3月卒業」のみ = 半年の休学でも、卒業年度は確実に延びる
- 休学中は授業料なし
- 休学中も図書館利用可
- 休学中はECCS・ITC-LMS利用停止(研究のためにどうしても必要な場合は教務課に申告。また、ECCSクラウドメールは利用可)
- 休学中もUTAS利用可(ただし履修登録は不可)
- 奨学金利用者は、休学時の奨学金の扱いについて支給元に要確認
- 東大の学生宿舎利用者は、本部奨学厚生課厚生チームに休学の旨を伝えて手続きを取る必要あり
休学理由によって異なる提出書類
東大で休学するためには、「休学手続き」をする必要があります。
そして「休学手続き」のために提出する書類は、休学理由によって違います(下記表)。
休学理由 | |||
病気 | 海外修学 | 経済的理由 | |
休学 | ・休学願* ・医師の診断書 | ・休学願* ・修学計画書* ・「海外修学による休学・留学」の場合の確認書* ・受入れ先の受入許可書 | ・休学願* ・理由書** |
復学 | ・復学願* ・医師の診断書 | ・復学願* | ・復学願* |
*がついているものは、「所定の様式」がある(教務係から用紙をもらう)
**理由書とは、A4サイズの紙に「氏名・学籍番号・提出日・休学理由」を記入して、署名/捺印したもの。
想定される疑問
「病気」「海外修学」「経済的理由」のどれを選べばいいの?
教務係・指導教官・専修課程主任と相談すればわかるっぽい。
僕の場合は、休学理由を指導教官・専修課程主任に伝えたら、「経済的理由ということにしてください」と指示されました。
「休学願」はどこでもらえるの?
教務係から。
ただし、指導教官・専修課程主任から休学の了承を事前に得る必要がある。
つまり、
- 教務課に休学手続きについて聞きに行く
- 指導教官・専修課程主任に休学について相談・了承をもらう(口頭でOK)
- 教務課に再度訪れて、「休学願」をもらう
というふうに教務課に2回行く必要があります。
「理由書」の「休学理由」はどんなことを書けばいいの?
結構簡潔でも良いっぽい。
というよりも、「経済的理由」などにちゃんと合致しているように書く必要があるらしい。僕の最初の理由書は「インターン・バイト先の仕事で裁量が……云々」と書いてありましたが、「削ってください」と言われました。
雛形、ここに置いておきます: 休学の理由書_雛形
東大を「経済的理由」で休学する方法
ざっくりまとめると、東大を「経済的理由」で休学するための「休学手続き」は次のとおりです。
- 教務課に行って、休学したい旨を伝える(指示を受ける)
- 指導教官(ゼミ・研究室の教授)・専修課程の主任の2人に相談して、了解を得る
- 了解を得られたら、教務課で「休学願」を受け取る
- 「休学願」に記入。また、「理由書(A4一枚)」を作成。
- 「休学願」に指導教官と主任から押捺してもらう。
この時に「理由書」も必要になる可能性あり。 - 「休学願」と「理由書」を教務課に提出
- 休学の手続き完了
なお、この手続きは他人とのやり取りが何度か発生するため、1週間はかかると考えたほうが良いと思います。以下では、それぞれのステップについて詳しく説明しています。
①教務課に行って、休学したい旨を伝える(指示を受ける)
年度によって制度が違う可能性もあるので、まずは教務課に行って休学手続きの手順を改めて確認しましょう。「休学をしたいのですが」と窓口の人に伝えれば丁寧に対応してくれます。
②指導教官と専修課程の主任に相談して、了解を得る
指導教官(所属しているゼミや研究室の教授)と、専修課程主任に相談しに行き、休学の了承を得ます。
僕はまず自分の専修課程の研究室に行って、秘書さんに休学したい旨を伝えました。そうしたら「メールで教授と連絡を取って相談してください」と言われたので、メール上で教授に休学したい理由を伝え、了承を得ました。
ちなみに、教授には休学したい理由を正直に伝えました(裁量のある仕事云々)。それで教授が「経済的理由で申請してください」と指示をくださったので、それに従いました。
③了解を得られたら、教務係から休学願を受け取る
再び教務係の方に行って、教授から了承を得たと伝えます。
そうすると「休学願」をもらえます。
④休学願を記入・理由書を作成
休学願を記入・理由書を作成します。
休学願の書き方は案内されると思います。
理由書に関しては、
- 氏名
- 学籍番号
- 提出日
- 休学理由
を記入の上、署名/捺印しましょう。
雛形、ここに置いておきます: 休学の理由書_雛形
⑤休学願に指導教官と主任の印鑑をもらう。(理由書も出す?)
記入済みの休学願に、指導教官・専修課程の主任の印鑑を押してもらいます。
研究室によっては、教授が忙しいために代印してくれるみたいです。
※なお、なぜ休学願を最初にもらえないかというと、まず研究室から休学の許可を得てから、印鑑で改めて休学願の内容に齟齬がないことを確認してもらうためらしいです
⑥印鑑入りの休学願と理由書を教務課に提出
もし理由書に問題がある場合は、担当の人が「ここは削ってください」というふうに指摘してくれます。
おわりに
休学を、ひとつの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?
以上、東大を「経済的理由」で休学する方法・注意点・必要なもの(学部生用)でした。