本・漫画

2018年に読んだ全65冊から、おすすめの小説&漫画を5つ紹介してみる

もう2018年が終わろうとしていますね。
今年もまたいろんな本を読めて、面白い本にたくさん出会えました。

そこで、皆さんの2019年読書ライフにすこしでも貢献するために、僕が2018年に読んだ65冊の本や漫画のうち、とっておきをご紹介します。
(※漫画やシリーズ物は1冊カウントです)

>>2020年読んでよかった本・マンガまとめ

>>僕の価値観に影響を与えた4冊の本を紹介させてくれ

 

『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』

2017年にも2回読みましたが、2018年で再読。

公式サイトより、あらすじ。

同性愛者であることを隠して日々を過ごす男子高校生・安藤純は、同級生の女子・三浦紗枝がいわゆる腐女子であることを知り、彼女と急接近する。
異性を愛し、子を成し、家庭を築きたい。
世間が「ふつう」と呼ぶ幸せを手に入れたい。
少年の切実な願いと少女の純粋な想いが交わるとき、そこに生まれるものは――

世間の「ふつう」と、自分の本当にほしいものの差に悩んだことがある全ての人に送る、切なくも暖かい青春小説。

これだよこれ。こういう小説を、中学生のときに読みたかったんだ。

こんな人におすすめ
  • 自分がゲイであることに悩んでいる
  • ゲイの高校生の青春物語を読みたい!
  • ゲイというセクシュアリティを等身大に描いた作品を読みたい!

 

『エトランゼ』シリーズ(漫画)

かわいい絵柄と、かわいいキャラクター。
止まらない透明感と、止まらないときめき。BLです。

あらすじ:

3年前、2人は沖縄の離島の海辺で出会った。
小説家の卵でゲイの橋本駿は、
物憂げに過ごす高校生・知花実央が気になりナンパめいた声をかける。
日に日に距離を縮めた2人だったが、実央は島を離れることに。
そして3年後、島に戻ってきた実央は
「3年考えた。男でも駿が好き」と迫る。
しかし駿はいざ実央と恋人同士に、となると1歩を踏み出せなくてーー。

なお、性的な描写もあるので、苦手な方は注意してください。
そんなにたくさん出てくるわけじゃないけど。

こんな人におすすめ
  • かわいい2人のBLが読みたい!
  • 丁寧に関係を作っていくBLが読みたい!

 

『しまなみ誰そ彼』(漫画)

互いに支え合って生きるセクシュアル・マイノリティたち。
彼・彼女らの作り出す物語が、主人公を救い、成長させていきます。

あらすじ:

「お前、ホモなの?」

クラスメイトに「ホモ動画」を観ていることを知られた、たすく。
自分の性指向が知られたのではないかと怯え、自殺を考えていた彼の前に、「誰かさん」と呼ばれる謎めいた女性があらわれた。
「誰かさん」は、たすくを「談話室」へと誘い…?
尾道を舞台に鎌谷悠希が描く、生と性と青春の物語。

ぼくが中学生のときに読んでおきたかった。
この作品にも、そう思わされました。

こんな人におすすめ
  • ゲイに限らず、LGBTに関する漫画を読みたい!
  • LGBTとして苦悩する主人公が成長する漫画を読みたい!
  • アライとして、LGBTのことを知りたい!

 

『Warcross』&『Wildcard』(未邦訳)

VRゲームとリアルの両方で繰り広げられるヤングアダルト小説。
目まぐるしく、手に汗握る展開です。あっという間に読んじゃいました。

あらすじ:

主人公のEmika Chen(18)は、その日暮らしのバウンティ・ハンター。VRゲーム「Warcross」の違法賭博プレイヤーを警察に差し出している。

ある日、お金に困って途方に暮れたEmikaはゲームをハックする——そしてその経緯で、一夜にして世界中に名を知られる。すると、ゲームを作った張本人Hideo Tanakaから電話をもらい、彼女は東京に行くことになる。そして彼女は、壮大な物語に足を踏み入れることになる。

この世界観がめちゃめちゃ好きでした。

こんな人におすすめ
  • 英語でヤングアダルト小説を読みたい!
  • テンポが良いVR物語を読みたい!
  • 英語が読める高校生・大学生!

ちなみにこちらのシリーズは単独で記事も書きました。

『Warcross』は今読むべきVR系ヤングアダルト小説だった。ARとVRがふつうになった世界、見てみたくないですか? 現実世界のカラダや物理法則を超えて竜の上で戦ったり、超人的な能力を手にした...

魅力を徹底解説しているので、気になる方はぜひそちらも!

 

『白の闇』(『Blindness』)

高校時代にも読みましたが、ずっと心に残っていた小説。
今年2018年も再読しちゃいました。

あらすじ:

ある男が、突然失明した。それは原因不明のまま次々と周囲に伝染していった。事態を重く見た政府は、感染患者を隔離しはじめる。介助者のいない収容所のなかで人々は秩序を失い、やがて汚辱の世界にまみれていく。しかし、そこにはたったひとりだけ目が見える女性が紛れ込んでいた……。

かなり長いし、文体も独特です。
けれど、この本を読み終わったとき、心の中に何かが残っている……かも?

ちなみに作者のジョゼ・サラマーゴは1998年にノーベル文学賞を受賞しました。

こんな人におすすめ
  • 卓越した現代文学を読みたい!
  • 極限状態の人間の物語を読みたい!
  • 人間の輝きと暗部の両方を見たい!

 

まとめ

この記事で紹介した小説と漫画は、次の5つ。

もし気になる本や漫画があれば、ぜひ2019年に読みましょう〜〜!!

 

>>2019年に読んだ「いい!」と思った本まとめ

>>2020年読んでよかった本・マンガまとめ

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